アニメスタイルイベント"フリクリのナマコメ"@新宿ロフトプラスワン  9/20

フリクリのDVDをかけながら、関係者に生で解説してもらおうというイベント。ゲストは鶴巻和哉平松禎史榎戸洋司今石洋之。豪華。
開場1時間前には着いてるようにしよう、なんていっといて、結局会場へ着いたのは15分前。入場はできたものの、結局座れた席は壇上がろくすっぽ見えない(モニター越しに見るしかない)、なんか見覚えのある場所でした。記憶を探ると以前湯浅さんのイベントのときに座った席だった。しかもこの席、音声もマイクで拾った声くらいしか聞こえないので、この席ではよく聞こえない話で会場が沸いたりするともうね、疎外感とかそういったもろもろの負の感情ばかりが(以下略)。
会場にすら入れなかった方も数十名居たそうですし、会場に入れただけでもマシだと自分を慰めてます。イベント自体は、興味深い話も聞けて、鶴巻さんの人柄も垣間見られたし、かなり面白いイベントだったと思います。やー、もうちょっとマシな席に座りたかった…(しつこい)。
  
時系列無視で思い出した話題を箇条書き。うろおぼえなので参考程度に読んでくれると助かります。

  • 4話、人工衛星が落ちてくるのは、冒頭にハル子が打ったホームランが人工衛星に当たったからだそうで。俺はまったく気づかなかった。わかりにくいがちゃんと野球のボールが漂ってるシーンがあるそうだ。
  • 3話、最後のニナモリの「伊達よ」。3話でニナモリはコンタクトとメガネを使い分けているのですが、コンタクト=オトナ*1、メガネ=コドモ*2のニナモリを現すようになっています。最後で伊達メガネなのは、両親の離婚騒動などを経て、ニナモリは大人(両親)の前でコドモになれた*3(コドモを演じられた)という、"本当のオトナ"に近づけたという意味がある。
  • 4話の「バット振んなきゃ…」や、6話の「まずいカップラーメン…」は榎戸さんの脚本から。周りの評判は良いのだけれど、鶴巻さんとしてはストレートすぎてフリクリっぽくないと思っているそうだ。
  • 半年おそかったら、松尾スズキ大倉孝二はブッキングできなかった。鶴巻監督談。
  • ちょっとだけ成長する話をやりたかった。
  • 音楽の話。the pillowsは監督が本当に好きで選んだ。自分としては曲の使い方は上手く無いと思うので、人がやってない手法で曲を使ってみた。はじめは手探り状態だったので、Vo.を消した曲を使うことも多かったが、後半になるほど大胆に使えるようになった。曲にあわせてコンテを切ったりはしていないのだが、なぜかシーンにぴったりはまる曲が多かった。編集にはかなり時間をかけていて、1話20分ほどの作品だけれど、編集に3日ほどかけた。約24時間だそうだ。

 

  • 追記は挫折。リクエストがあれば答える方向でお茶を濁します。

*1:大人ぶるってのを大いに含む意味のオトナ。

*2:ナオ太の前ではコンタクトをはずしメガネになるってのは、ニナモリにとってナオ太は自分に近い人という意識があったから。

*3:6話の走り高跳びのところのセリフのあたり。