四季賞受賞作が本になると聞いて浮かれていたとき、思い浮かべたその四季賞の本は、こうの史代とかみつぼしゆずる*1とか新谷明弘とか梅川幸太*2とか尾玉なみえ*3とか神原則夫とか世棄犬とかとかとかの作品があたりまえの様に収録された、夢のような本でした。夢でしたが。
1年もしくは2年せめて3年間程度の期間の受賞作を一冊にまとめた単行本が何冊もでるだろうと想像してたんだけどな。まさか「四季賞クロニクル」みたいなしょうもない本になるなんて、それこそ夢にも思っておりませんでした。
この企画本、収録作品が少ないとか、値段が高いとか、予約しないと買えないとか、頭にくる点はいくつもありますが、一番酷いとこはなんといっても「文庫サイズ」ってとこでしょう。読ませる気がないんかな。

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癪だけれども、それでもやっぱり読んでみたいからオレは買ってしまうんかなぁと、さっき昼飯くいながらぼーっと四季賞受賞者データベースを眺めていたら、数年前に某漫研の部誌でみかけて気に入ってた漫画が、去年の四季賞で準入選とってるのを見つけた。ずいぶん古い漫画が今頃何故? しかもこの人とっくに卒業して、確かゲームメーカーに就職してたはず。
単なる思い出作り? それとも辞めて漫画家になるのか? 期待していいのか?

*1:エロ漫画で単行本2冊

*2:"みりめとる"の古梅屋さん

*3:おなまだ絵美名義