行き帰りにアジカンさんのアルバムを聴いております。
えー、正直言ってCD買う前はTVやらラジオやらから流れてくるこのアジカンさんの曲、私にはみんな同じに聴こえていたのですね。まぁまともに聴いても居なかったのですが。
んで、こないだなんかの雑誌*1を立ち読みしていて、そこで今回出たアルバムの評を読んだのですが、そこでくるりの岸田を引き合いに出して、岸田は手癖から脱却しようしようと曲作っていて、アジカンの曲作ってる人(名前知らない)は手癖の中での最大限めざして曲作ってる、みたいな事をかいていて、なにごとも書き様だなぁと感心したのです。感心ついでに、"手癖の中で曲作ってる"アジカンさんにも興味が出たのでCDをかってみたのでした。あと、岸田はもうちっと手癖でもいいので熟成方向にも向かってほしいなぁとも思ったので書いておく。
感想なのですが、やっぱどれも似てるよなぁ。同じとはいわないけど。曲でちょっと変わってる部分が、妙にナンバーガール風というか、向井秀徳風だったりするのもほほえましいというかなんつーか。あと歌詞が頭の中に入ってこないタイプのヴォーカルさん(名前知らない)だなぁと。ビジュアル的に岸田とかぶってるのは以前から知ってましたが。
なんてけちつけてますが、曲単位だとそんなでもないが、アルバムをぼーっとエンドレスに聞いてるとなかなか気持ちがいい。
なんだ、ROVOの20分くらいの曲みたいな感じといいますか、アルバム全体の基本のフレーズが手癖で統一されているわけで、フレーズをアレンジしながら1時間くらいの曲をやっている風にも聴けるのです。耳に入ってこないヴォーカルも、曲の変わり目を意識させないって風に貢献していて、ずっと聴いていられるという。そんな。
飽きるのは早そうな気がしてます。