あれだけ書いておいて、平野耕太「すすめけん」がどんな漫画だったかの説明書いてないなーとおもったけど、まあいいよね。買って読んで下さい。あなたの人生において、エース桃組を買ったという経験が何かの役に立つかもしれませんし。
おれも、けんちゃんのマンガ塾が池袋のサンシャインの前に移ってきた時、散々通って(コミックキャッスルに参加した帰りとか、レヴォの帰りとか)同人誌(主にエロ)漁った記憶があるなー。今じゃ信じられないけど、あの頃知ってた中古同人誌売る店の中ではけんちゃんが一番安かった。同人誌の量も種類も多かったし。本漁ってたらさ、店番のおばさん、多分けんちゃんの母親だと思うのだが、にさ、本漁ってる連中みんなに、これからもよろしくね、とかにっこり声かけられたりしてさ。
あーもーうー、寝る。

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あれだ、表だってオタクやってはいなかったけど、日陰者って意識はあったのでね、その辺ど真ん中の漫画でしたので。昨晩は取り乱しました。お恥ずかしい。
後、自分と同世代の、ある種の覚悟をもってオタの本道歩いて来た人たちへの劣等感じみた部分も激しく刺激されましたので、それも。
そう、最低でも俺にとってはあの時期にオタクをやるには、かなりの覚悟が必要だったんですよ。そして、オタクな方面への興味が満々にありながら、俺にはその覚悟はできなかった。あの時期、俺の背を押すような作品にも出会えなかったし。
なんだか言い訳じみてきたのでこの辺で。

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「すすめけん」よんでの感想がさ、しょーもないオタクっぷりで笑いを誘う漫画、としか感じない人って、多分一回りくらいは年下の人なんだろうなー。もしくは、宮崎勤のころにはとっくに大人だったか。葛藤なんか無かった幸せな人か。